無伴奏チェロ組曲の各舞曲考察
~ジーグ(Gigue)~
無伴奏チェロ組曲全6曲で、曲の最後を飾っているジーグは、8分の3拍子、8分の6拍子、8分の12拍子と、8分音符を1拍とした3拍子で、テンポは速い。
テンポが速いといっても、ただやみくもに速く弾けばよいというものではなく、ちゃんと1拍目にアクセントを強めにつけて、3拍子であることを強調しなければいけない。
4番ジーグは8分の12拍子となっているが、シュタルケルのように快調なテンポでさらさらと弾き流してしまうのは、あまりジーグっぽくないような気がする。むしろ、マイスキー(旧)に聴かれる4番ジーグのように、きちんと1拍目にアクセントを置いた演奏が自分的には好きである。
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